J1昇格を決めた横浜FCは18日、元日本代表MF中村俊輔(44)が今季限りで現役を引退すると正式発表した。
中村俊はクラブを通じて、「今シーズンをもち現役から退く決断をしました。幼稚園のときにサッカーボールを蹴り始めてから、40年もの月日が経ちました。はじめは、楽しいという思いだけで始めたサッカー。そのサッカーが仕事となり、プロサッカー選手として26年間も過ごすことができました。
長いサッカー人生の中で、幾度となく苦悩や挫折がありましたが、いつも誰かが自分のことを支えてくれ、背中を押してくれました。一緒に戦ってくれたチームメイト、指揮をしてくださった監督、コーチ、ケガの治療やケアをしてくれるドクター・トレーナー、クラブに携わっていただいた方々、そして、いつも熱い応援をしてくださるファン・サポーター、全ての皆様に感謝申し上げます。
本当に多くの支えがあったからこそ、これまでサッカー選手として闘い続けることができました。26年間多くのご声援、ご協力をいただき誠にありがとうございました」
中村俊は日本代表として2006年W杯ドイツ大会、10年W杯南アフリカ大会に2大会連続出場し、国際Aマッチ通算98試合24得点を挙げた。左足から放たれる正確無比のキックを武器に、J1横浜Mからレッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)を渡り歩いた。
日本復帰後は横浜M、磐田を経て2019年夏に当時J2の横浜FCに加入し、リーグ10試合1得点とJ1昇格に貢献。20年に10試合、21年は12試合に出場。再びJ2だった今季はここまで5試合に出場していた。
16日の金沢戦では後半28分から途中出場。24試合ぶりにリーグ戦のピッチに立ち、ホームを沸かせた。後半40分にはGKに阻まれたが直接フリーキックで枠を捉えた。試合終了間際にはゴール前に飛び込み、惜しいヘディングシュートも放ち、最後のホームゲームでファン、サポーターに勇姿を焼き付けた。