J1神戸 コロナ後初ノエスタで公開練習 大迫らファン2585人の前で紅白戦実施

 練習の最後にスタンドのサポーターにあいさつする神戸主将のMFイニエスタ=ノエビアスタジアム神戸
 練習開始時にスタンドのサポーターにあいさつする神戸・吉田監督=ノエビアスタジアム神戸
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 J1神戸が25日、本拠地ノエビアスタジアム神戸で2年9カ月ぶりの公開練習を行い、2585人の観客が駆けつけた。吉田孝行監督(45)は「チームに関わるすべての方々とこの状況を乗り越えていきたい。最後まで応援よろしくお願いします」とJ1残留へ、サポーターの後押しを求めた。

 今季は長らく降格圏に沈んでいた神戸だが、9月のホーム3連戦をサポーターの声援も受けて2勝1分けで乗り切り、一気に13位に浮上。残留を争う14位・福岡戦(10月1日・ベススタ)を前に、さらに勢いを増そうと本拠地での公開練習を開催した。

 今季、練習拠点のいぶきの森球技場では何度か公開練習を実施しているが、ファンクラブの一部会員などを対象としたもので、誰もが見学できる公開練習は初めてになる。前回ノエスタで公開練習を行ったのは19年12月13日に天皇杯準決勝・清水戦を前に、必勝祈願と同時に開催して以来。神戸はその年度の天皇杯で優勝して初タイトルを獲得している。今回、一部エリアでは声出し応援も解禁され、応援歌が響いた。

 吉田監督もサポーターに応えるように15分ハーフの紅白戦を実施。前半早々にMF飯野が負傷退場するアクシデントが発生したが、本番さながらの熱のこもったプレーを続けた。

 2-1で逆転勝ちした18日のG大阪戦(ノエスタ)で後半からの出場で2得点を決めたFW大迫は主力組で元気にプレー。一方で欠場が続くMFイニエスタは別メニュー調整となり、ウオーキング程度に終始した。またG大阪戦で負傷交代したDFトゥーレルも別調整だった。

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