J1川崎が3連勝 遠野大弥が古巣・福岡からゴール「複雑な気持ち」

後半、先制ゴールを決め、駆け出す川崎・遠野
後半、攻め込む川崎・遠野
後半、ヘディングでチーム2点目のゴールを決める川崎・車屋(右奥)
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 「明治安田生命J1、川崎2-0福岡」(14日、等々力陸上競技場)

 川崎が後半に2発で福岡に快勝し、リーグ3連勝とした。

 4月9日の柏戦以来約1カ月ぶりのホームゲームで0-0の均衡を破ったのは後半10分。DF山根視来のパスに抜け出したMF遠野大弥が「ゴールは見ていなくて感覚だけだった」と反転して右足を振り抜き、今季初得点となる先制点を決めた。

 JFLのHonda FCから川崎に加入した20年に期限付き移籍で福岡に在籍していた遠野にとっては昨季に続く2年連続での古巣からの得点になった。「複雑な気持ちでした」と心境を明かし、得点後の喜びは抑え古巣へリスペクトの気持ちを示した。

 鬼木達監督は遠野について「攻守でアグレッシブにやっていましたし、間で顔を出すタイミングは前節よりもよくなっている」と評価。前節7日の清水戦ではMF脇坂泰斗も得点しており「インサイドハーフがゴールを取り出したというのはチームにとっても大きい」と手応えを得た。

 同14分には脇坂のコーナーキックにDF車屋紳太郎がヘディングで合わせて追加点を奪い、勝ち点3を確実にした。

 同日の他会場では首位の鹿島が札幌に4-1で勝ち点を28に伸ばしていた。2位の川崎は消化試合が1試合少ない状況で同26として2差をキープ。指揮官は「ここから本当に重要な戦いが続く」と気を引き締めた。

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