J1徳島社長が謝罪 サポーターが「敬意を欠いた不適切な発言」行為者特定し対応へ

 J1徳島は29日、公式ホームページに岸田一宏社長名義で謝罪文を掲載した。27日に行われた湘南戦(レモンガススタジアム平塚)での試合後のセレモニー中に「あまりにも敬意を欠いた不適切な発言」があったとし、「深くお詫び申し上げます」と記した。

 J1残留を争う両者の直接対決。敗れればJ2降格が決まる徳島が勝利し、残留争いは12月4日の最終節までもつれることになった。試合後は湘南がホーム最終戦セレモニーを開催。山口智監督の挨拶の際に、問題の“発言”があった。

 湘南は23日にMFオリベイラ選手が急死した。山口監督は挨拶の序盤で、ファン、サポーターに感謝の言葉を述べ、「きょうは負けてしまいましたが、今週」と話して絶句。目に涙を浮かべて「衝撃的な出来事が起こり、難しい状況でした」と話したところで徳島サポーターの男性と思われる声で、「湘南ありがとーう、湘南バイバーイ」のヤジが飛んだ。ヤジはダゾーンの中継でもハッキリと聞こえるほど大きなものだった。

 徳島では「湘南ベルマーレ様の厳粛なセレモニー中に、徳島ヴォルティスサポーターによる『Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン』に抵触するとともに、あまりにも敬意を欠いた不適切な発言がありました。」と事実を認め、「この事象により、スタジアムでセレモニーに参加されていた湘南ベルマーレのファン・サポーターの皆さま、株式会社湘南ベルマーレ様、関係者の皆さまをはじめ、湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに不快な思いをさせ、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。」と謝罪した。

 その上で、「本事象は、クラブとして見過ごすことの出来ない行為であり、現在、行為者の特定をおこなっております」とし、「特定された行為者に対しては、厳正な対応をおこないます。今後の状況については、対応を決定しだいご報告いたします。」と何らかの処分を科すことを明記した。

 最後には「改めまして、今回の事象により多くの皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」と再度謝罪の言葉を記している。

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