J1神戸3位確定 完敗もACL出場権獲得!三木谷オーナーも充実 イニエスタ「歴史的な日」

後半、ゴールが決まらず悔しさをにじませる神戸の大迫(左)と菊池(右手前)
 試合後、ファンに手を振りながら場内を回るイニエスタ(手前)ら神戸イレブン(切り込み写真)来季の新ユニホームを着て戦ったイニエスタ(右)と武藤(撮影・秋山亮太)
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 「明治安田生命J1、神戸0-2横浜M」(27日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は横浜Mに0-2で敗れたものの3位が確定し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得た。

 完敗に終わったが、目標は達成した。勝てば自力での3位が決まった神戸はホーム最終戦で完封負け。しかし名古屋が敗れたことで3位が確定。ACL出場権を獲得した。

 試合後のセレモニーで三木谷浩史会長は「本当は勝って大盛り上がりする予定だったんですけど…」と断りながらも充実の表情。「長いこと我慢していただきましたけれど、何とかてっぺんが狙えるところまで来つつあるのかなと実感しています」。観客へチームの成熟を語った。

 ドリブル突破など異次元のプレーを連発したMFイニエスタ主将は「今日はクラブにとって歴史的な日」と喜びを語る。アジア制覇を約束して初出場した昨年のACL。4強入りしたが、代償は大きく右脚を手術。今季序盤は離脱した。「昨年の約束を果たすため全員で戦い抜く。キャプテンとして今年以上にハードワークして目標達成する」と誓った。

 今夏も武藤、大迫、ボージャンを獲得するなど大型補強で強化してきたクラブは三浦淳寛監督の続投を決めた。現有戦力をベースに来季を見据える。今季で契約満了し、延長を提示しているDFフェルマーレン、MF山口ら主力の引き止めが最初の関門になる。

 披露された来季ユニホームのコンセプトは「神戸からアジアへ。」。アジアNo.1を目指す戦いが再び始まる。

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