森保J ヤマ場2戦に久保建、古橋不在も2列目に不安なし「実力ある選手がいる」

 日本サッカー協会は28日、W杯カタール大会アジア最終予選サウジアラビア戦(10月7日、ジッダ)とオーストラリア戦(同12日、埼玉スタジアム)に臨む日本代表メンバー25人を発表し、MF南野拓実(26)=リバプール=らが選出された。MF久保建英(20)=マジョルカ=が負傷で外れるなど、サウジアラビア戦の2列目は9月の中国戦の先発メンバーから総入れ替えとなる。前半戦のヤマ場に向けて森保一監督(53)は「最大の勝ち点をつかみ取れるよう全力を尽くしたい」と2連勝へ意欲を示した。

 前半戦最大のヤマ場を迎える。日本は1勝1敗の4位に沈むが、サウジアラビアとオーストラリアはともに2連勝。強敵相手の2連戦とはいえ、やすやすと勝ち点を譲るわけにはいかない。森保監督は「最大の勝ち点(6)をつかみ取れるよう全力を尽くしたい」と2連勝を宣言した。

 久保建と古橋は負傷で外れ、伊東は累積警告でサウジ戦は出場停止。2列目は最終予選初勝利を飾った中国戦の先発メンバーから総入れ替えとなるが「実力ある選手がいる」と指揮官に不安はない。

 左MFに南野拓実、トップ下に鎌田大地と本来の主軸の起用が見込まれ、右MFには堂安律が控える。負傷が癒えた浅野拓磨も2列目要員を前提としてMF登録された。森保監督は「最大限のパワーを発揮できるメンバーを選んでいきたい」と力を込めた。

 9月の2連戦では海外組のコンディショニングに苦心したが、今回は最大限の配慮を払った。25人中、国内組は5人で8割を海外組が占めた。サウジアラビアと欧州の時差は1~2時間。暑さはあるが移動距離も短く、海外組の調整が容易となるのは間違いない。

 最低でも勝ち点4が求められ、連敗なら2位以内でのW杯出場権獲得が遠のき、森保監督の進退問題にも発展しかねない。9月の過ちは繰り返せない。「細部を詰めて準備をする」と緊張感を漂わせた。

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