川崎21戦無敗 まさかドローもJ1タイ記録 登里「納得いかない」

 「明治安田生命J1、川崎2-2仙台」(12日、等々力陸上競技場)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いによる変則日程で、首位の川崎が終了間際の失点で仙台と2-2で引き分けた。連勝は3で止まり、勝ち点42。昨季から21試合連続で負けがなく、2012~13年にかけて大宮が樹立したJ1記録に並んだ。

 記録に到達しても笑顔はなかった。開幕16戦無敗で昨季から続く無敗記録を21に伸ばし、12~13年にかけて大宮が達成したJ1記録に並んだが、後半50分に浴びた同点弾が後味の悪さだけを残した。

 開始3分で負傷から4試合ぶりに実戦復帰したFW小林が先制点。チームを覆った楽勝ムードが落とし穴となった。鬼木監督が「自分たちのサッカーとはほど遠いくらいミスがあった」と振り返ったように、持ち味のつなぎで精度を欠いた。

 1-1の後半38分にFW三笘のゴールで一時は勝ち越したが、決めれば15連勝中だった“神話”も止まった。

 無敗を継続し、勝ち点も獲得した。それでも試合後、2アシストのDF登里は「納得いかない。ロッカールームも暗かった」と唇をかみ、三笘は厳しい表情でピッチにしゃがみ込んだ。飽くことなく勝利を追い求める姿勢こそが、常勝川崎を支えている。

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