「明治安田生命Ｊ１、名古屋－川崎」（２９日、豊田スタジアム）

　首位川崎と勝ち点３差で追う２位名古屋との注目の大一番は開始３０分足らずで川崎が３点をリードした。

　川崎は前半３分、東京五輪世代のＵ－２４（２４歳以下）日本代表ＦＷ三笘薫（２３）が中央に入れたボールに、ＦＷレアンドロダミアン（３１）が完璧なポストプレーでつなぐと、最後はＵ－２４代表ＭＦ旗手怜央（２３）が右足ボレーで先制点を決めた。旗手は５試合ぶりの先発出場で今季３得点目となった。

　同１０分には左サイドからＦＷ家長昭博（３４）が入れたクロスをレアンドロダミアンが頭で押し込み追加点。レアンドロダミアンは同２３分にもＣＫをＭＦジョアン・シミッチ（２７）が頭でつないだボールをヘディングで叩き込んだ。レアンドロダミアンは今季９得点目で得点ランキング首位タイに浮上した。

　名古屋は川崎戦まで今季１２試合３失点と堅守を誇っていたが、複数失点は今季初。わずか１０分間で２点を許し、前半だけで３失点というショッキングな立ち上がりとなった。