G大阪が今季初勝利 宇佐美がゴールこじ開けた「俺がやらないとと考えすぎて…」

後半、先制ゴールを決め、駆けだすG大阪・宇佐美=駅スタ
後半、先制ゴールを決めるG大阪・宇佐美(左)=駅スタ
鳥栖に勝利し喜ぶG大阪イレブン=駅スタ
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 「明治安田生命J1、G大阪1-0鳥栖」(14日、駅前不動産スタジアム)

 G大阪が1-0で鳥栖を破り、今季初勝利をつかんだ。

 困難を乗り越え、待望の1点を頼れる男が決めた。後半23分、ペナルティエリア右でボールを受けたFW宇佐美貴史がトラップから素早く右足を振り抜いた。開幕から4試合連続無得点だったG大阪に今季初ゴールをもたらし、初白星にも導いた。

 「誰が初ゴールを決めるのか、誰がチームを勝たせるのかとなった時に『俺がやらないと』と考えすぎて苦しくなるくらいだったのできょう少しだけ報われた」

 得点が生まれなかった期間に悩み続けた宇佐見から素直な気持ちがあふれた。前日には宮本恒靖監督からチームのリーダーとしての働き、そしてFWとして得点を期待されており、見事応えてみせた。

 チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことにより開幕戦後から約1カ月の活動休止。宮本監督は「思わぬことがチームに起こって、それをみんなでなんとかやってきて少し時間はかかりましたが、しっかり勝ち点3につながった。報われて良かったと思う」と振り返った。

 今季開幕から前節までわずか2失点、ホームでは無失点で無敗だった鳥栖から奪った勝ち点3。宇佐見は「得点を取ってチームを勝たせることができてよかった」とかみしめた。

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