INAC神戸FW高瀬、初代WE覇者へ「ブレない」突然の監督交代にも動揺なし

 WEリーグに向けて始動した高瀬(中央)らINAC神戸の選手
 雨の中、ボールを追い掛けるINAC神戸の高瀬(右から2人目)ら
チーム始動で会見するINAC神戸FW高瀬=神戸レディースフットボールセンター
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 9月に開幕するサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」に参入するINAC神戸が26日、9年ぶりに復帰した星川敬監督(44)のもと、神戸市東灘区の練習場で始動した。日本代表FW高瀬愛実(30)は「自分たちが強いサッカーを見せて、チームとしては優勝を目指したい」とWEリーグ初代覇者への思いを語った。

 WEリーグ元年のスタートを切り、「新しいことが始まるということで新しいお客さんも入ってくることも期待しています。来てくれたお客さんたちをしっかり引き止めないといけない」と話した。

 MF中島ともに30歳の高瀬はチーム最年長。数少なくなった前回の星川体制を知るメンバーの1人でもある。「前回は私も21か22歳だったので言われたことをやるのが精いっぱい。それを与えてもらったおかげで、たくさん優勝なども経験できた。今回はもうちょっと自分からサッカーのお話もできるかなと思うので楽しみです」と新監督について語った。

 選手の編成がほぼ終了した22日に突然発表された監督交代だった。「みんな驚いたとは思いますが、自分たちが優勝を目指すというところではブレない。新しい監督が来てくれて、新しい雰囲気で練習できているので、自分たちはそこだけ見て頑張っていきたい」と動揺はない。

 一時期、サイドバックを務めていたが、エンゲルス前監督はFWに戻した。そしてなでしこジャパンにも昨年、4年ぶりに復帰した。「(星川)監督とまだ話をしていないのでどういう使い方なのか分かりませんが、チームとしてFW登録にしてもらったので自分もFWで考えています」と今季について語った。

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