J1神戸 下部組織出身の山川がデビュー 筑波大同期の川崎・三笘に刺激

後半41分、オウンゴールで同点になり、肩を落とすイニエスタら神戸イレブン=ノエビアスタジアム神戸
神戸-大分 後半41分、酒井(左から2人目)のオウンゴールで同点になり、肩を落とす神戸イレブン=ノエビアスタジアム神戸(撮影・吉田敦史)
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 「明治安田生命J1、神戸1-1大分」(14日、ノエビアスタジアム神戸)

 先発全員を入れ替えた神戸は引き分けに終わった。7試合連続フル出場中だった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)が8試合ぶりにベンチスタート。前半6分にFW藤本憲明(31)のヘディングで先制したが、後半41分にDF酒井高徳(29)のオウンゴールで追い付かれた。

 下部組織出身で大卒新人のDF山川哲史(23)がプロデビューを果たした。3バックの左センターバックとしてフル出場。「このスタジアムでデビューさせてもらうことは一生に一回しかない。思い切りやろう」と最終ラインで奮闘した。前半29分に右サイドのFW小川慶治朗(28)へ通した大きなサイドチェンジは観衆のどよめきを呼んだ。

 J1の新人として史上5人目となる2桁得点を達成した川崎MF三笘薫(23)とは筑波大の同期。大学時代は4年間、練習後に2人で一対一の練習を重ねたという。「その時からすごかった。1年の頃は全然ボールが取れなかった。4年の時も僕の方が負けていたが、若干ついていったりもできた」と振り返った。Jリーグを席巻する三笘の活躍に「自分の刺激につながっている」と語る。

 三浦淳寛監督(46)は「遠慮することなく、チームを鼓舞しながらしっかりしたプレーを見せてくれた」と評価したが、山川自身は対人の守備で課題も痛感したといい、「もっとJ1の基準にしていかなければいけない」とさらなる成長を誓った。

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