「明治安田生命J1、神戸3-3横浜M」(29日、ノエビアスタジアム神戸)
敗色濃厚だった神戸が終了間際の2得点で引き分けに持ち込んだ。1-3で迎えた後半45分、FW藤本憲明(31)がDF酒井高徳(29)のクロスに飛び込み右足を合わせた。先制点に続く2得点目で1点差に迫ると、1分後には高い守備ラインの裏を突いたFW古橋亨梧(25)が同点のループシュートを沈めた。
トルステン・フィンク監督(52)は2点を追う後半17分に“4枚替え”を敢行し、DF西大伍(33)、酒井高徳(29)、MFセルジ・サンペール(25)、FW古橋亨梧(25)の4人を投入した。「流れを変えるために多くの選手を代えた。いつも出ているメンバーが入ったことで良いリズムが生まれ、攻撃の形も作れた」と振り返ったように、終了間際の2得点には酒井、サンペール、古橋といった途中出場の主力組が絡んだ。
負傷者の続出や連戦の疲労を考慮し、フィンク監督は7月11日の大分戦(昭和電ド)以来、今季2度目となる日本人選手のみで先発メンバーを編成した。負傷を抱えるMFアンドレス・イニエスタ(36)、DFトーマス・フェルマーレン(34)、FWドウグラス(32)は欠場し、先発の平均年齢は26・55歳まで若返った。
前半18分に相手のミスから藤本が先制点を挙げるまではプラン通りだったが、横浜Mとの力の差を見せられ3失点を重ねた。最後は主力組が地力を見せた形の同点劇だったが、指揮官は「若い選手は継続して試合に出ていない。リズムが足りないのは仕方がない。学ぶことはたくさんある」と若手へのねぎらいも口にした。