J初の観客動員解禁 J2岡山「とにかく安心、安全」ガイドラインより厳しい制限

 手を消毒を受けながら入場するサポーター=シティライトスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「明治安田生命J2 岡山-北九州」(10日、シティライトスタジアム)

 新型コロナウイルスの影響で公式戦を無観客で行っていたJリーグが、政府の指針に従い上限5000人で観客動員を解禁した。

 岡山の本拠地シティライトスタジアムでは午後5時の入場開始前からサポーターが集まりだし、雨の中、場所取りのシートを張ったりした。岡山市在住でサポーター歴12年目という40代の主婦は「やっぱり、うれしいです」と喜びを隠さなかった。中断期間中は「再開されるか不安だった」と振り返ったが、再びスタジアムに足を運ぶことができ「最後まであきらめず、一生懸命走る姿を見せてほしい」と選手へエールを送った。

 試合を主催する岡山はスタジアムの座席数を3500~4000席(通常1万6000席)に設定し、座席間も3~4席空けて、入場口を4つに増設するなど「密」を避ける工夫をこらした。飲食物の当日販売を行わず、グッズの対面販売も行わないなど、Jリーグのガイドラインよりも厳しい制限で万全を期す。広報担当者は「とにかく安心、安全に運営していかなければいけない」と表情を引き締めた。

 午後5時の入場時には距離を空け、手指の消毒と体温の測定が行われたが、大きな混乱はなかった。

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