神戸 ポドルスキが退団「ありがとうと言わせて下さい」契約延長打診も合意に至らず

 J1神戸は18日、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(34)が契約満了に伴い退団すると発表した。

 ポドルスキは「神戸に来た最初の日からタイトルを共に獲った国立での最後の日まで、神戸サポーターといつも最高の関係を築くことができました。サポーターの皆さまの気持ちは常に伝わっていましたし、一生忘れません。直接お別れの挨拶ができなくて申し訳ないです。いつか皆さまの前に立ってしっかりと挨拶させてください。そして三木谷会長とヴィッセル神戸のスタッフ、選手の皆にも感謝しています。日本という素晴らしい国に来ることも出来て、日本の文化に触れる事ができました。ヴィッセル神戸でJリーグを経験させてもらい、有難く思っています。この約3年間、ピッチ外でも家族と一緒に楽しい経験ができました。三木谷会長との縁はこれで切れるとは考えていないです。今後も連絡をと取り合っていくと思いますが、今日はとりあえずこの場を借りてありがとうと言わせてください。皆さま、ありがとうございました」と、クラブを通じてコメントした。

 ポドルスキは17年夏に移籍金260万ユーロ(約3億1700万円)、当時Jリーグ最高となる年俸500万ユーロ(約6億円)の2年半契約で加入した。Jリーグデビューとなった同年7月の大宮戦でいきなり2得点を挙げ、主将を務めた18年は24試合5得点。昨季は「真珠腫性中耳炎」で手術を受けるなど長期離脱し、リーグ戦出場13試合5得点にとどまった。

 昨年12月7日のリーグ最終節磐田戦(ノエスタ)では、観戦に訪れていた三木谷浩史会長の目の前で来日初のハットトリックを達成し、勝負強さを見せつけた。昨季限りで契約が切れる背番号10に対して、神戸は半年から最大1年間の契約延長を打診していたが、大幅減俸の提示もあって、合意に達することはなかった。

 元日に行われた天皇杯決勝では先発出場し、前半18分に先制点となる相手オウンゴールを誘発。クラブ創設25年目の初タイトル獲得が置き土産となった。

 W杯にはドイツが優勝した2014年ブラジル大会まで3大会連続で出場し、計5得点を挙げた。ドイツ代表では通算130試合に出場して49得点。バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)やアーセナル(イングランド)などでもプレーした。

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