湘南、チョウ監督退任を発表「人としての力の無さを痛感」
サッカーのJ1湘南は8日、選手やスタッフへのパワハラ行為でJリーグから公式戦5試合の出場資格停止などの処分を受けたチョウ貴裁監督(50)が同日付で退任すると発表した。後任監督は未定。
7月に匿名の通報があり、リーグは約60人の関係者から聞き取り調査を実施。パワハラがあったと認定し、4日に処分を下した。クラブと協議を重ねた上で結論を出したというチョウ監督は「Jリーグの処分が決定し、関係者の皆さまのご心情に触れ、改めて人としての力の無さを痛感した。このような形での退任となり、心よりおわび申し上げます」とコメントした。
幹部への処分も発表され、水谷尚人社長と坂本紘司スポーツダイレクターはいずれも減給50%(3カ月)、真壁潔会長は水谷社長の減給と同額を、がん啓発と小児がん患者を支援する一般社団法人「Ring Smile」に寄付する。
チョウ監督はJ2時代の2012年に就任し、今季が8年目だった。昨季はYBCルヴァン・カップ初優勝に導いた。