浦和4強 アウェーゴール数で上回る 興梠がACL日本人最多25点目
「ACL・準々決勝第2戦、浦和1-1上海上港」(17日、埼玉スタジアム)
ホームアンドアウェー方式の第2戦が行われ、2大会ぶり3度目の優勝を目指す浦和が1-1で上海上港(中国)と引き分けて2戦合計3-3となり、アウェーゴール数で上回って準決勝に進んだ。上海での第1戦は2-2で引き分けていた。大会2連覇を狙う鹿島は18日にカシマスタジアムで広州恒大(中国)と顔を合わせる。
アジアの頂への歩みを、また一つ進めた。後半終了間際、3分の追加時間を守り抜くと、選手たちは歓喜の雄たけびをあげた。
苦しい戦いだった。敵地での第1戦は2-2ドロー。前半38分には左サイドからMF関根がクロスを上げると、FW興梠がヘディングで先制弾。自らが持つACLでの日本勢最多得点を更新する、通算25ゴール目でリードに成功する。
ただ後半15分に追いつかれると、そこから苦しい展開。上海上港の猛攻にさらされたが踏ん張った。リーグ戦では7戦未勝利で15位と苦闘が続いているが「試合前のロッカーでは一つになって戦おうと話した。選手が一丸になった姿を見てうれしく思った」と大槻監督も胸を張った。2年ぶり、3度目のアジア制覇へ立ち止まるつもりはない。