FC大阪でホームで5失点大敗 首位ホンダFCの勢い止められず
「JFL、FC大阪1-5ホンダFC」(31日、服部緑地陸上競技場)
サッカーJFL第19節が開催され、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪は、ホームで首位のホンダFCに1-5で大敗した。FC大阪は12位のまま。
予報されていた雨は降らず、若干蒸し暑い中で行われた一戦。FC大阪はFW川西を久しぶりにスタートから起用し、強敵から勝ち点3を狙った。
序盤は両チームががっぷり四つの状態。しかし試合が進むにつれてホンダFCにペースがやや傾くと24分、クリアボールをFW原田に決められ先制される。しかしそのわずか1分後、DF橋本、FW横野とつないで川西がボレーシュートを放つ。これがゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。
この得点で勢いがついたFC大阪は、雨が降り出した中で主導権を奪い返し、素早い攻撃から相手ゴールを脅かす。だが、逆転弾を奪えずに迎えた前半ロスタイム、相手CKからDF鈴木に得点を決められて再びリードを許す。
後半3分にはハンドの判定でPKを与えてしまう。PKはGK永井が一度はストップするが、こぼれ球を詰められてリードを広げられた。さらに30分、38分にも追加点を奪われ、終わってみれば4点差でタイムアップ。
首位ホンダFCの勢いを止めることができず、FC大阪は2連敗となった。その中でエースFW川西が6月15日の第10節・MIOびわこ滋賀戦以来の得点を決めたことは、次のソニー仙台戦(9月7日・ユアスタ)へ向けての収穫となった。