FC大阪ジャイアントキリングならず J1仙台に一時同点も後半3失点

 FC大阪のスターティングメンバー
3枚

 「天皇杯・2回戦、仙台4-1FC大阪」(3日、ユアテックスタジアム仙台)

 大阪から3番目のJリーグ入りを目指すサッカーJFLのFC大阪は、天皇杯2回戦で1-4でJ1仙台に敗れた。

 リーグ戦から中3日で迎えた天皇杯。2回戦からはJリーグ勢も登場する。大阪代表として3年連続5度目の出場となるFC大阪は、J1仙台を相手にクラブ初となる3回戦進出を目指したが、ジャイアントキリングはかなわなかった。

 試合開始から仙台の攻撃を受けるFC大阪は11分、左サイドからドリブルでペナルティーエリア内に持ち込まれシュートを放たれる。一度はGK永井が防ぐものの、こぼれ球をFWハモンロペスに決められて先制を許す。

 しかしこの失点後から試合はFC大阪ペースに。FW横野、FW木匠が前線からボールを追って相手のパスミスを誘い、この試合では左SHに起用されたMF久保田のシュートはクロスバー直撃。左SBのDF舘野も積極的に飛び出し相手ゴールを脅かす。すると44分、舘野がエリア内にボールを持ち込んでクロスを上げ、横野がヘディングシュートを放つ。GK川浪にはじかれたが、最後は木匠がしっかりと押し込んで同点に追いついて前半を終了した。

 逆転を目指し意気込んで入った後半だったが、開始早々の2分に仙台MF石原崇に勝ち越し点を決められてしまう。再び同点に追いつくべく仙台ゴールに迫るも、シュートが枠を捉えることができない。攻撃をさらに強めていた18分、FKのチャンスを決めきれず、逆にカウンターを仕掛けられ、再びハモンロペスにゴールを許す。21分には石原崇にもこの日2点目を追加された。

 なんとか差を詰めたいFC大阪は試合終了間際にセットプレーから横野がゴールを揺らすが、オフサイドの判定で得点ならず。ゴール前フリーな状態でMF町田のシュートミスもあり、最後まで必死に戦ったが、1-4で試合終了。一度は同点に追いついたが、J1の壁は厚く、2回戦敗退となった。

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