神戸“バルセロナ化”どこへ…リーグ戦6連敗 イニエスタも深いため息

 「明治安田生命J1、神戸0-1鹿島」(12日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は負傷明けの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が後半途中から出場も0-1で鹿島に敗れ、2005年以来14年ぶりのリーグ戦6連敗を喫した。首位のFC東京はMF久保建英(17)の今季リーグ戦初ゴールが決勝点となり、磐田を1-0で下した。大分は1-0で湘南に勝利。川崎は4-0で清水に完勝した。

 迷い込んだ暗闇に出口はないのか。神戸が公式戦7連敗を喫した。リーグ戦6連敗は03年の延長Vゴール廃止後では、05年に並ぶクラブワースト記録。現状を打開する手だてを問われたイニエスタは「その答えを自分もできれば知りたい」と深いため息をついた。

 浮き球に走り込んだ鹿島FWセルジーニョにDF三原が体を寄せ切れず、開始17分で先制点を献上した。あまりにもたやすい失点にMF三田も「あっさり過ぎる」と嘆いた。

 攻撃でも放ったシュートは古橋の1本のみ。後半は0本に抑え込まれた。後半23分に負傷明けのイニエスタを投入し、布陣を3バックに変更してゴールを狙ったが、昨季から掲げた“バルセロナ化”の風味はピッチから完全に失われていた。

 最下位鳥栖との勝ち点差は3に縮まった。再任した吉田監督にとっては前回指揮を執った昨季と合わせ公式戦10連敗。さらに試合後には一部週刊誌報道に対して「(三木谷)会長の(現場への)関与は100%ない」と否定する一幕もあった。ピッチ内外が混迷する中、イニエスタは「いつまでも泣いているわけにはいかない」と、かすかな光を探すように顔を上げた。

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