C大阪・新主将、清武 盟友・山口蛍とのマッチアップに気合「しっかり勝ちたい」
「明治安田生命J1、C大阪-神戸」(22日、ヤンマースタジアム長居)
J1C大阪は20日、神戸との開幕戦に向けて大阪市内で非公開練習を行い、今季から主将を務める元日本代表MF清武弘嗣(29)は「いいチームを作り上げたい。ケガなくいいシーズンにしたい」と誓いを立てた。神戸には旧知のフアンマヌエル・リージョ監督(53)や昨季までのチームメートで元日本代表MF山口蛍(28)が在籍。「不思議な感じだけど、すごく楽しみ」と対戦を心待ちにした。
果たすべき責務に自然と身が引き締まる。新主将となった清武は「責任あるポジション。支えてくれる選手たちと一緒にいいチームを作り上げたい」と誓いを立てた。
ロティーナ監督は主将について「ピッチ内外でキャプテンであるべき」と定義。清武に対しては「ピッチ外では若手選手の模範に、ピッチ内では才能とクオリティーを発揮してもらいたい」と、大きな期待を込めて主将に指名した。
17年にC大阪復帰を果たしたが、2年間は度重なる負傷との戦いだった。それだけに「キャプテンは常にピッチにいないといけない。今年はケガなく良いシーズンにしたい」という言葉には強い決意が込められる。
今年も宮崎キャンプ前に左ふくらはぎを痛め、別メニュー調整が続いていたが、17日のプレシーズンマッチ山口戦で実戦復帰。この日もフルメニューを消化したといい、開幕スタメンに不安はない。
対峙(たいじ)する神戸には、スペイン1部セビリア時代にアシスタントコーチとして指導を受けたリージョ監督や昨季までの盟友、山口らが在籍する。「(リージョは)戦術を多くを持っている人。(山口)蛍とはマッチアップの回数も多くなる。互いに知っているので特長の消し合いになる」と、開幕戦のピッチを思い描いた。
新指揮官を迎え、新たなスタイルを模索している。「難しいけどやりがいはある。新しい選手もひたむきで真面目。まずは初戦をしっかり勝ちたい」と、主将の自覚をにじませた。