森保ジャパンに試練 大迫の欠場決定的…1トップ代役候補は北川か武藤

 「アジア杯・1次リーグ、日本-オマーン」(13日、アブダビ)

 2大会ぶり5度目のアジア杯優勝を目指すサッカー日本代表は12日、1次リーグ第2戦のオマーン戦に向けて試合会場で冒頭15分間を除く非公開練習で最終調整した。大会前から右臀部(でんぶ)痛を抱えるFW大迫勇也(28)=ブレーメン=は2日連続で、GK東口順昭(32)=G大阪=も腰痛のため前日練習を欠席。宿舎内で別メニュー調整となった。森保一監督(50)も欠場を示唆するなど、勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる一戦でのエース不在が決定的となった。

 アジア制覇への第一関門となる16強進出に向け、森保ジャパンが試練の一戦を迎える。オマーン戦に向けた公式練習。試合会場であるシェイク・ザイード・スタジアムのピッチ上に、不動のエース大迫の姿はなかった。

 強行でフル出場したトルクメニスタン戦では、日本を勝利に導く2ゴールを挙げたが、その代償は小さくなかった。スタメン組全員が宿舎調整となった10日から、3日連続でピッチに姿を表さず。公式会見に出席した森保監督も「明日の試合はおそらく難しい。残った選手・スタッフで次の試合を勝てるようにやっていきたい」と欠場を示唆した。

 得点力以外でも、大迫が担う役割は大きい。ドイツで鍛えられた肉体と、巧みな体さばきを生かしたポストプレーはアジアでは敵なし。不用意にボールを失わず、相手のカウンターを未然に防ぐプレーはチーム全体の推進力を助けている。DF槙野は「彼がいないと、大きな力が抜けてしまう」。チーム内でも代えの効かない存在となっている。

 代役について、森保監督は「最終的に誰が出るかは、明日のメンバー発表直前まで考えて決めたい」と直前に任命する方針。トルクメニスタン戦でアジア杯デビューを果たしたFW北川は「試合に出て学ぶことは多い。それを感じられたのは次につながる」と語り、FW武藤は「自分も日本の助けになるようなゴールを取っていきたい」と決意を見せる。

 勝てば決勝トーナメント進出が決まるが「簡単な試合はない。我慢強く覚悟を持って臨みたい」と指揮官。総力戦で、エース不在の試練を乗り越える。

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