森保監督、鎌田のアジア杯招集「十分ある」 ベルギーで11戦9得点22歳MF

 欧州視察を振り返る森保監督
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 サッカー日本代表の森保一監督(50)が3日、欧州視察から帰国して都内で取材に対応した。10日間の視察ではベルギー、ドイツを訪れて欧州CLや各国リーグを視察した他に、当地の日本人選手とも会談。ベルギーリーグで得点を量産するMF鎌田大地(22)=シントトロイデン=をアジア杯(来年1月・UAE)で招集する可能性にも言及した。

 勢いに乗る若武者の直接チェックは、大きな収穫となった。10日間の欧州視察で、森保監督がまず向かった先がベルギーのシントトロイデンだった。現地25日に行われたアンデルレヒト戦では、既に代表にも招集されているDF冨安に加え、鎌田も得点を記録。「チームの中心として、というかチームに欠かせない存在として活躍している姿は頼もしかった」と印象を語った。

 22歳と若き司令塔だが、今季は11戦で9得点を記録し、得点ランクも4位タイ。指揮官はアジア杯のメンバー入りに関しては明言を避けたが、鎌田の実力については「(代表入りする能力は)十分あると思う。何よりも、得点を取れているのは誰もができることではないので。そういう同じポジションの選手と比較しながら見ていきたい」と話した。

 A代表入りに向けて“ライバル”となりそうなのは、ブレーク中のMF南野(ザルツブルク)、そしてMF香川(ドルトムント)か。森保監督は、視察中に香川とも会談。実戦から遠ざかっている香川だが、練習を視察したところ「すごく集中して自分のやるべきことをできている。練習の中でも存在感はあった」と評価する。また、肺気胸で離脱していたDF長友(ガラタサライ)も欧州CLの舞台で復帰。一時はアジア杯出場も危ぶまれていただけに「映像で確認しましたけど、フル出場したし、元気な姿は(見た)」と胸をなで下ろした。

 新戦力も含め、アジア杯メンバー選考は佳境の段階。「何となくというか、イメージはある」。アジア王者奪回に向け、最適なメンバー構成を熟慮する。

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