【西野監督ってこんな人】“マイアミの奇跡”は「奇跡じゃない」…逆境でも勝利を追求

 日本代表の西野朗新監督はどんな人柄で、どんなサッカー観の持ち主なのか。歴代担当記者がその素顔に迫る。

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 取材を経験した者で、監督・西野朗を嫌いな人間は恐らくいないんじゃないかと思う。G大阪時代、クラブハウスに訪れた時は、ほぼ毎日取材に対応した。多彩な横文字を交えながら、ユーモアにあふれるコメント。立ち居振る舞いには、男の色気があふれる。時に自身の自慢話になることもあるが、鼻につくことはない。なぜならダンディーだから。

 ピッチ外での懐の深さと、ピッチ内での厳しさを兼ね備えていた。ピッチを離れれば、播戸や安田といった“ムードメーカー”たちにいじられることも許容。ファン感謝デーでは、当時はやっていたエドはるみのコスプレを披露。エドあきらとなり、会場を沸かせた。

 一方でピッチ内で規律を乱す者、気のないプレーを見せた選手には容赦なかった。ある有望若手選手が調整で出場したサテライトの試合で気のないプレーを見せれば、「ヤツは今日立っていただけ」と、わずか15分で交代。ある外国人選手が交代に不満を示し、ユニホームを投げつけたことがあった。同選手はその後謝罪したが、「謝る謝らないの問題じゃない。使わない」と一刀両断。以後、起用することはなかった。

 担当した08年はアジア・チャンピオンズリーグで優勝し、クラブW杯にも出場した。“超攻撃”を合言葉に、欧州最強のマンチェスター・ユナイテッドに敗れたものの、3-5の激闘を演じた。

 マンU戦の直前。96年アトランタ五輪でブラジルを破った“マイアミの奇跡”について聞いたことがある。「狙ったことを実践して達成した。奇跡とは思っていない」。王国ブラジルをスカウティングで丸裸にし、徹底的に弱点を突き続けた末の勝利。必然だったと強調し、笑った。

 就任会見で「どんな相手でも勝機はどこかにある」と話した日本代表指揮官史上最もダンディーな男。どんな逆境であろうと、きっと最後までファイティングポーズは崩さず、タフでアグレッシブにポイントスリー(勝ち点3)を狙うサッカーを仕掛けてくるはずだ。(デイリースポーツ・大上謙吾=07~08年G大阪担当)

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