長友復活 ガラタサライ16強入り逃すも充実90分に喜び

 「欧州CL・1次リーグD組、ロコモティフ・モスクワ2-0ガラタサライ」(28日、モスクワ)

 DF長友佑都(32)が肺気胸から復帰しフル出場したD組のガラタサライ(トルコ)は敵地でロコモティフ・モスクワ(ロシア)戦に0-2で敗れ、決勝トーナメント進出の可能性が消えた。A組のアトレチコ・マドリード(スペイン)とドルトムント(ドイツ)、D組のポルト(ポルトガル)シャルケ(ドイツ)の16強入りが決定。C組はパリ・サンジェルマン(フランス)が2-1でリバプール(イングランド)を破り、勝ち点8で2位に浮上。昨季準優勝のリバプールは同6の3位に後退した。

 試合に敗れ、16強入りの望みは断たれたが、ガラタサライの長友は肺気胸からの復帰を素直に喜んだ。2度の手術を経てピッチに立ち「こんなに早く戻れると思っていなかった。90分できたことは喜ばしい」と、表情には安ど感がにじんだ。

 10月24日、欧州CLのシャルケ戦でボールが体に当たった衝撃で肺を痛め、息苦しさも感じて途中交代。試合後にチームドクターの指示で病院へ向かった。「あの判断がなければ、家に帰って死んでいたかもしれない」と切迫した状況を振り返ったこともあった。

 11月は招集されなかった日本代表は、年明けに王座奪還を狙うアジア・カップに挑む。「コンディションを上げていくことを考えたい。後は監督が決めることで、まずは足元を見てやります」と代表での復帰も見据えた。

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