G大阪 最下位脱出!大阪ダービー制した J1デビュー19歳・高江が勝利呼び込む

 「明治安田生命J1、G大阪1-0C大阪」(21日、パナソニックスタジアム吹田)

 大阪ダービーマッチはG大阪がC大阪に1-0で勝ち、最下位を脱出した。通算対戦成績はG大阪の21勝5分け9敗。川崎は鹿島に4-1と大勝し、リーグ5戦ぶりの勝利で3位。神戸はFWルーカス・ポドルスキ(32)が2得点し、名古屋に3-0で快勝した。首位の広島は鳥栖を1-0で退け、5連勝で9戦負けなしとした。

 ダービーは、やはり別物だった。G大阪が最下位、C大阪が3位と対照的な状況で迎えたリーグ戦35度目の大阪ダービーだったが、G大阪が前評判を覆す勝利で7試合ぶりに最下位を脱出した。

 待望の勝利を呼び込んだのはJ1デビューのMF高江だった。ボランチで先発に抜てきされた19歳は前半41分、相手陣内でC大阪MF山口の縦パスをカットし、FW黄義助の決勝PKにつなげた。「奪えればチャンスになる」と狙い通りの展開に初々しく笑った。

 東福岡高出身のプロ2年目。本来は攻撃的MFの選手だったが、昨季はU-23でサイドバックなどもこなし、守備力を磨いた。堂々としたプレーぶりに、クルピ監督も「今日のプレーは非常に良かった」と目尻を下げ、MF倉田も試合後「お前のプレーで勝てた」と言葉をかけたという。

 総走行距離で相手を約3・4キロも上回るなど、気迫のこもった90分間だった。倉田は「向こうの方がいいサッカーをしていた」と認めつつも「気持ちでここまでできるなら、やり続けないといけない」と、あらためてメンタルの重要性を強調した。

 指揮官は「ガンバのユニホームを着て、プライドを懸けて戦い抜いた選手を心からたたえたい」と手放しで称賛した。「毎試合これくらいできるのがガンバ」と倉田も胸を張った。勝ち点3以上に価値ある勝利を、逆襲につなげたい。

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