脳梗塞から復帰のラモス氏、ビーチサッカー日本代表監督就任「病気の人に勇気を」

 日本サッカー協会は8日、2019年のW杯を目指すビーチサッカー日本代表監督にラモス瑠偉氏(61)が就任すると発表した。脳梗塞から驚異的な回復を果たした闘将は、5度目のW杯出場を目指す。コーチは過去7度W杯出場の牧野真氏(41)。14日に就任会見を開く。

 ラモス氏は2016年12月29日に脳梗塞で病院に緊急搬送されたが、懸命のリハビリもあって監督に復帰。13年以来5度目となるW杯出場を狙う。9日に誕生日を迎え、うれしいバースデープレゼントとなった。

 異例の現場復帰だ。元日本代表監督のオシム氏は07年に脳梗塞で倒れ、その後は指揮を執れていない。プロ野球でも元巨人監督の長嶋茂雄氏も同様だ。ラモス氏はボールを蹴られるまでに回復した。昨年3月2日の復帰会見では「チャンスを神様がくれた。これからも日本のサッカーの役に立ちたい。監督としてピッチに立ちたい」と話していた。

 岩上和道事務総長は体調面について「問題ないと聞いている」と説明した。関係者によると、ラモス氏は監督復帰に向けて「病気の人に勇気を与えたい」と話しているという。05年のW杯で過去最高のベスト4進出に導き、09年、13年大会でもベスト8入り。脳梗塞に打ち勝った不屈の闘将は、5度目となるW杯へのスタートを切る。

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