香川がドイツへ出国 W杯へ照準も「まずは目先の試合」

 サッカー日本代表MF香川真司(28)=ドルトムント=が、2日、ドイツリーグの冬季休暇明けに合わせて成田空港から出国した。

 6月には集大成と位置づけるW杯ロシア大会が行われる。年頭の誓いとして「そこに照準は定めている。ただ、そこばかり見過ぎても。まずは目先の試合、練習だと思っている。しっかりとやり続けて迎えたい」と地道に積み上げた先に、本大会を見据えた。

 昨年12月22日に帰国し、10日あまりを日本で過ごした。「メリハリをつけながら、オンとオフを有効に使えた」と話す。チームによっては年末に始動するケースもあるが、「大きいですね。日本人として。(ドイツは)クリスマスが大事なので休んで家族と一緒にという文化がありますが、僕らは年明けが大事なので。紅白を見ながらゆっくりできた」と振り返った。

 チームでは昨年12月9日のブレーメン戦以降、公式戦4戦1得点4アシストを記録するなど、絶好調で休暇に入った。リーグ再開、そしてW杯に向けて「継続的にやってきたことをやりながら、よりストロングポイントの強化と、ウイークポイントをどう修正していくか。そこをより徹底していきたい。自分の強みと弱みを把握した中で日々トレーニングして、試合の中での役割を見極めていきたい。それをしっかりと把握できていれば必ずピッチ上で自分自身を表現することができる」と自信に満ちた表情で話した。

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