横浜M・モンバエルツ監督 有終Vならずも…若手の成長に手応え

先制ゴールを決める横浜M・伊藤翔(右)=埼玉スタジアム(撮影・中田匡峻)
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 「天皇杯・決勝、C大阪2-1横浜M」(1日、埼玉スタジアム)

 C大阪が前身のヤンマー時代をのぞけば大会初優勝。今季はルヴァン杯と合わせて国内の主要タイトル2冠となった。

 今季限りでの退任が決まっている、横浜Mのエリク・モンバエルツ監督にとっては、3年間率いたチームでの最後の一戦となった。惜しくもタイトルを逃したが「カップ戦というのは、最後に優勝するのは1つのチーム。それがC大阪で、彼らはルヴァン杯も優勝した。リーグ(3位)も素晴らしかったですし、たたえたいと思う」と勝者に賛辞を贈った。

 15年からの3シーズンを振り返り「この3年で、われわれはあるプレーモデルをチームに落とし込もうとやってきた。それが3年目で形になってきた。そして来季は、もっと質の高いものになっていくものだと願っている。また、多くの若手が成長した。私にとっては、それはすごく重要なことだ。その試合に勝とうとすること、そのために良いプレーをすること、そういった姿勢を残せたのではないかと思う。この方向性を是非続けてほしい」とチームにエール。

 そして、最後に「さようならと言いたい。この3年間、日本で私に対して非常に親切に受け入れてくれて、感謝をしたい。メディアの方々とも良い関係を築けたことも感謝したい。私はフランス人だが(W杯では)日本代表も応援したい。代表スタッフには(ハリルホジッチ監督をはじめ)フランス人もいることですし」と語り、日本語で「アリガトウゴザイマシタ」と発して会見を締めくくった。

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