川崎、奇跡逆転Vへ準備万端 MF中村「ずっと負けられない戦いだった」

リーグ最終節の大宮戦に向けた意気込みを語るMF中村=麻生グラウンド
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 「明治安田生命J1、川崎-大宮」(2日、等々力陸上競技場)

 J1最終節は2日午後2時、各地で一斉にキックオフ。2年連続9度目の優勝が懸かる首位鹿島は敵地で磐田と、逆転での初戴冠を狙う2位川崎はホームで大宮と対戦する。川崎は川崎市内で約1時間、軽めの調整で終えた。

 機は熟した。1時間ほどの軽めの調整を終えた川崎イレブンの表情は、充実していた。「いつもと一緒。何か特別なことをする必要もない。ここ1カ月ほど、ずっと負けられない戦いだった。自分一人で戦うわけではないし、それぞれが経験を積んできている。明日に向けて準備するだけ」。大黒柱のMF中村は自然体を強調した。

 前節の浦和戦から中2日と過密な日程で迎える運命の一戦。この日を含めた2日間では、コンディション回復を目的とした調整に終始。シーズンの蓄積疲労もあるが「誰もそのことを言う人はいない。精神が体を超える時はくる。明日、みんながそういう状態になれれば良い」と中村は言葉に力を込めた。

 逆転優勝の絶対条件は、勝ち点3。リーグ14戦不敗と鹿島に食らいつき、最終局面までたどり着いた。舞台となる等々力では、今季11勝1敗4分け。大宮には今季、リーグ開幕戦で2-0と勝利している。優勝の行方はあくまで鹿島の結果待ちとなるが、既に天皇杯を敗退した川崎にとっては、今季最後の公式戦。MF大島も「前の試合から準備する時間はなかったが、その分、勢いに乗って臨める。勝って終われれば良い」と決意を見せた。勝利の先に栄光が待つと信じ、90分間を戦い抜く。

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