山口蛍 2年連続誕生日弾だ! 父憲一さんの眼前で“逆バースデープレゼント”を

小学時代、誕生日ケーキを前に笑顔の山口蛍(右から2人目)右端は父憲一さん、右から3人目は兄岬さん(父憲一さん提供)
2枚

 サッカー日本代表は2日、愛知県豊田市内で、W杯ロシア大会出場決定後、初の国際親善試合となるニュージーランド戦(6日、豊田ス)に向けた合宿2日目の練習を行い、海外組5人と国内組11人の計16人が参加した。ニュージーランド戦で27歳の誕生日を迎えるMF山口蛍(C大阪)は、昨年のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)に続く代表史上初の2年連続誕生日弾を狙う。

 劇的な一撃から一年がたとうとしている。昨年10月6日。イラク戦で同点のまま突入した後半ロスタイムに、途中出場の山口は右足ボレーで決勝点をたたき込んだ。日本を窮地から救うゴールを決めた日は、くしくも26歳の誕生日だった。

 運命の巡り合わせか。ニュージーランド戦は再び山口の誕生日に行われる。国際Aマッチ通算3得点目を決めれば、日本代表では史上初の2年連続誕生日弾となるが、「それはどっちでもいい。あんまり何も考えてない」と関心を示さない。

 イラク戦の劇弾を会場で観戦した父憲一さん(50)は「人生で最大のエピソードでした」と1年前を振り返る。4、5年前から息子の誕生日には小さな一人用のホールケーキを贈っているという。「親としてできることは何もないけど、ケーキは自分で買うこともないだろうと思って」。

 インターネットでケーキを選び、誕生日当日に山口の自宅に届くように申し込む。昨年は試合だったため代表合宿後に届くようにした。「届いたやろ」とメールを送ると「うん、食べた」と簡単な返信があるだけ。「気を使わない程度にね。ケーキぐらいやったら、彼も気を使わんやろうし」と父は優しく笑う。

 幼い頃の誕生日にはTVゲームやゲームソフトを欲しがったというが、C大阪の下部組織に入った中学生以降は、リクエストされたスパイクに背番号を入れてプレゼントするようになった。山口もプロ入り後は、父の誕生日にトートバッグや電化製品など贈っているという。離れて暮らすようになっても、父子の絆は固く結ばれている。

 W杯へのサバイバルが始まるが「今まで通りのプレーでいい。要求は高くなるが、自分に何ができるのか考えながらやっていきたい」と気負いはない。ニュージーランド戦には憲一さんも自宅のある三重県名張市から観戦に訪れる予定。父の前で再びネットを揺らし、自らの祝祭とする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス