日本サッカー協会は２２日、インドで１０月６日に開幕するＵ－１７（１７歳以下）のＷ杯に臨む日本代表メンバー２１人を発表した。６月のＵ－２０Ｗ杯（韓国）に引き続き、今季２度目の世界大会を迎えるＦＷ久保建英（１６）は、ＭＦ平川怜（１７）＝ともにＦＣ東京Ｕ－１８＝とそろって会見に出席し、「出るからには優勝したい」と目標を口にした。

　見据えるのは世界の頂点だ。多くの報道陣に囲まれた久保は目標を問われると、「自分は、出るからには率直に優勝したい」とキッパリと答えた。

　６月にはＵ－２０Ｗ杯に“飛び級”で参加。バルセロナの下部組織で育った久保は、卓越した技術も見せた一方で「自分の全力でも及ばないところが多々あった」。それでも「逆に十分に手応えをつかんで全然やれたなというところもあった」と分析。大会後には、Ｕ－１７代表を率いる森山監督に「（Ｕ－１７Ｗ杯に）絶対に出たい」と直訴。並々ならぬ意気込みがある。

　「同世代の中での自分の立ち位置を知りたい。そこで優勝できたら、後々、自分たちが（Ａ代表として）Ｗ杯世代になった時に優勝の可能性も増えてくる」。自らが世代の中心となり、黄金世代を築く足がかりとする。

　「自分は、この大会を通じてたくさんの人に自分の存在を知ってもらい、『アイツうまいぞ』って思ってもらえば良いかなと。結果とプレーを両方で見せられる大会になれば」。日本の過去最高はベスト８。世界を驚かせる準備はできている。