浦和のFWラファエルシルバ、亡き友への思い吐露 シャペコエンセ戦

 「スルガ銀行チャンピオンシップ、浦和1-0シャペコエンセ」(15日、埼玉スタジアム2002)

 亡き友への思いを胸に、ボールを追った。試合を終えて、浦和FWラファエルシルバは「特別なゲーム」と振り返った。

 12、13年にブラジルのコリチーバというクラブに在籍していた。当時同僚で、後にシャコペエンセでプレーしたジウとセルジオマノエルの2選手を、昨年11月の墜落事故で亡くしていた。

 「2人のことは頭によぎった。2人が天国で見ていてくれていると感じてプレーした」。

 試合終了間際にPKを得た。すぐさまボールの元に向かい、蹴る意思を示した。だが、ベンチはキッカーに阿部を指名した。

 「蹴りたかったけど、コーチ陣がキャプテンに蹴るように言っていた。チームのゴール。心から喜んでいる」。勝利を、天国に届けた。

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