浦和サポ横断幕にシャペコ選手は感激、感謝 「こんなにきれいなオマージュは…」
「スルガ銀行チャンピオンシップ、浦和1-0シャペコエンセ」(15日、埼玉スタジアム2002)
浦和サポーターが試合終了後に示したエールに、シャペコエンセ(ブラジル)の選手が感謝の意を示した。浦和サポーターは横断幕で「Vamos nos encontrar novamente nos campeonatos mundiais!Amigo!!」と示した。訳すと「友よ!また世界の舞台で会おう」となる。
この試合で主将を務めたDFグロリは、この横断幕に直接スタンドへ向けて感謝の意を示したと振り返った。「こんなにきれいなオマージュ(敬意)というのは、リベルタドーレス杯を戦う中でもありませんでした。日本の皆さんのおもてなしに感謝します」と感銘を受けていた。
グロリはズラタンをエリア内で倒したと判定されPKを浦和に与えてしまった。この判定を不服として、数分間、試合が中断するほどの抗議をした。このことについてもすまなさそうに「試合の最後は取り乱してしまいまして、申し訳ないと思っています。亡くなった友人のためにもタイトルを取りたかったです」と、試合にかける意気込みからヒートアップしたとわびていた。
シャペコエンセは昨年11月、南米の大会・スダメリカーナ杯の決勝戦に出場するため、敵地コロンビアへ向かう途中に搭乗した飛行機が墜落。監督以下、多数の選手、スタッフが犠牲になった。この際、対戦相手だったアトレチコ・ナシオナウのはからいでタイトルが譲られ、同大会の優勝クラブとして、スルガ銀行チャンピオンシップに出場。前年のルヴァン杯で優勝した浦和と対戦した。