FC東京 J1デビューのGK大久保択生がビッグセーブ連発 強力神戸を完封

 「明治安田生命J1、FC東京1-0神戸」(13日、味の素スタジアム)

 FC東京が神戸を1-0で下してリーグ2連勝。日本代表経験を持つGK林彰洋が右膝に違和感を訴えたため、27歳のGK大久保択生がJ1デビューを果たしたが、ビッグセーブを連発し、強力な神戸攻撃陣を完封。FC東京にとっては4月30日の広島戦以来となる、リーグ戦でのホーム勝利となった。

 最後まで集中力を切らさなかった。試合前日に先発を伝えられたという大久保択はヒーローインタビューで「最高です!」と絶叫。取材エリアでは「90分間(集中を)切らさずできた。素直にうれしいです」と振り返った。

 耐えてつかんだ勝利だった。立ち上がりから神戸にボールを握られる展開となったが、何とか踏みとどまって前半を折り返すと、後半になってFC東京の攻撃がかみ合い出す。待ち望んだ先制点は後半43分。FW大久保嘉が起点となり、右サイドに展開すると、MF室屋の折り返しを途中出場のFWウタカが右足で沈めた。

 会心の試合内容とはならなかったが、チームを率いる篠田監督は「まだまだな部分もあるが、チームは着実に前進している。次のゲームに向けて準備をしたい」と手応えを口にする。勝利の立役者となったGK大久保択については「(カップ戦などで)ミスはあったが、自分としては自信を持って送り出した。緊張もあったとは思うが、どっしりと構えてくれていた」と賛辞を送った。

 夏季中断からの再開以降、リーグ戦での完封勝利は初めて。大久保択は「(無失点は)GKなのですごくうれしい。後半戦に入ってからずっと失点していたので、個人としてもチームとしても大きな自信になったと思う」と胸を張った。

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