香川離脱 シリア戦で左肩脱臼 主力組続々負傷…ハリル日本不安抱え離日

 「W杯アジア最終予選、イラク-日本」(13日、テヘラン)

 W杯アジア最終予選イラク戦に臨むサッカー日本代表はシリア戦の引き分けから一夜明けた8日、都内で調整した。シリア戦で負傷し「左肩間接前方脱臼」と診断されたMF香川真司(28)=ドルトムント=が離脱することが日本協会から発表された。追加招集はない。DF吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(マルセイユ)、MF山口蛍(C大阪)も負傷で練習不参加となったハリルジャパンは深夜、成田空港発の航空機でテヘランに出発。

 決戦を前に、日本が背番号10を失った。シリア戦で左肩を脱臼した香川は朝食後にチームを離脱。日本協会を通じて「残念かつ申し訳ない形でチームを離れるが、今はけがを1日でも早く治すことに集中したい。日本代表が勝つことを祈ることしかできないが、勝利を信じて戦ってきてほしい」とコメントした。

 日本協会の西野技術委員長によると、「昨夜は寝られなかった」と話していたといい、ハリルホジッチ監督からも「リハビリを頑張れ」と声を掛けられたという。何度も右肩脱臼経験のある長友はリハビリ方法などを香川に伝えたことを明かし、「離脱は痛い。2、3人抜けるくらい」と影響を語った。

 さらに吉田が腰の張り、酒井宏が海外組合宿から抱える右膝痛、山口がシリア戦で負った右脛(すね)打撲の影響で練習不参加となり、主力組が続々と負傷禍に見舞われた。3人はイランへ帯同するものの、試合出場に関しては不透明だ。

 FW浅野は「チームは大変な状況だけど、誰一人としてネガティブにはなっていない」と力を込めた。ハリルジャパンに立ち込めた重苦しい暗雲を振り払い、W杯出場に王手をかける。

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