U20日本、15歳久保で攻撃活性化 投入直後に決勝点…西野氏「分析されたくない」

 後半、ディフェンダーを抜き去りゴールを狙う久保
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 サッカーのU-20W杯(20日開幕、韓国)に出場する日本は15日、静岡スタジアムで行われた国際親善試合で同大会出場国のホンジュラスに3-2で競り勝った。本番前、最後の実戦で勝利を収めた。日本は前半にFW小川航基(19)=磐田=が先制。後半に坂井大将(20)=大分=のPKで追い付き、板倉滉(20)=川崎=が勝ち越しゴールを奪った。15歳の久保建英(FC東京ユース)は後半途中から出場した。その後に行われた30分1本の練習試合も1-0で勝利した。

 スタジアムの空気を支配していたのは、紛れもなく15歳だった。2-2の後半17分、久保がピッチに入ると停滞気味だった日本の攻撃にスイッチが入った。「自分としては、安全に行くよりは多少のリスクを負ってでもいこうと思った」。

 交代直後にDF初瀬とのパス交換から好機を演出。これで得たCKから決勝点が生まれた。それ以外でも、高い技術と的確な判断力から、無駄のないシンプルなプレーで攻撃をけん引。大会前に「自分は、自分を過大評価していない。チームが苦しい時に、途中から流れを変えられる役割が多くなると思う」と、分析していた通りの活躍を見せた。

 視察した西野技術委員長が「本当に質が高い。あまり(他国に)分析されたくない」と絶賛。だが、久保自身は無得点だけに満足感は見せない。本大会で結果を出し、喜びを爆発させてみせる。

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