山形わずか1年で無念の降格

 「J1、神戸3-1山形」(24日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1残留、そして定着という山形の目標は、夢のまま終わった。GK山岸の奇跡的なゴールなどでJ2の6位から昇格プレーオフを制して、わずか1年。降格を告げる笛が響くと、選手はうつむき、しゃがみ込んだ。

 勝つしか残留の道がない中で、3失点。後半12分に同点にしたが、追加点を狙って前がかりになり、カウンターを食らった。

 山岸は「チームとしてさまざまな要素が足りなかった。一つではない」と話したが、得点力不足は深刻。特に第2Sは最少の9得点で、複数ゴールは1試合にとどまった。

 高橋社長は「必ずやまた、早くJ1で戦いたい」と語った。山岸は去就を明言しなかったが「この現実から目を背けてもいられないが、立ち止まってもいられない」と自らに言い聞かせるように話した。

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