C大阪降格 大物フォルラン機能せず

サポーターにあいさつするフォルラン(中央)らセレッソの選手達=大阪・長居(撮影・飯室逸平)
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 「J1、C大阪1-4鹿島」(29日、ヤンマー)

 17位のC大阪が鹿島に敗れたためJ2降格が決定した。来季は09年以来6季ぶりにJ2で戦う。

 優勝の可能性を残す鹿島が相手とあって、予想された通りの厳しい戦いとなった。負けた時点で他会場の結果によらず降格が決まるC大阪は前半33分、MFカイオに先制点を献上すると、後半14分にはFW赤崎に追加点を許した。同22分にはまたしても赤崎に、同35分には柴崎に得点され万事休す。後半24分の永井の得点も焼け石に水だった。

 J1残留を争う清水が柏に1-3で敗れただけに、勝てば残留の可能性が広がっていた。最後の最後になっても、勝負どころで力を発揮できなかった。

 柿谷(現バーゼル)、山口、南野といった若手の台頭に加え、今季はW杯南アフリカ大会のMVP・フォルランを獲得し、優勝候補に推されることもあった。しかし、シーズン当初から勝ち点を伸ばせず、期待されたフォルランも、この日はベンチ入りメンバーから外れるなど、チームにフィットできなかった。

 開幕時のポポビッチ監督が6月に解任。後を受けたペッツァイオリ監督もチームを浮上させられず9月に解任。1シーズンに2度も監督が交代するなど、一貫したチームづくりもできなかった。

 来季は主力選手が他クラブに流出する可能性もある。育成型クラブとして成功しつつあっただけに、悔やまれる低迷となった。

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