1月の東京ドームで引退のライガー ムタ、天龍との激闘を振り返る

 2020年1月4、5日の新日本プロレス・東京ドーム大会をもって引退する獣神サンダー・ライガーの6枚組DVD-BOX「獣神伝説~30年間の激選名勝負集~」(25日発売)の収録全試合が13日、発表され、ライガーがグレート・ムタや天龍源一郎との激闘についてコメントした。

 今回はディスク5、6に収録されるレア試合を発表。1996年の10・20神戸ワールド記念ホール大会でのムタ戦について、ライガーは「いつもと違うライガー」だったといい、その理由を「ムタの世界観にどう立ち向かおうか」と考えていたからだと説明した。

 ライガーはムタがマスク破りに来ることを予想しており、実際に破られると「鬼神ライガー」が出現。「破られた瞬間に変な開放感があった」「錯乱状態なんだけど、それでいて冷静な自分もいて」「どっちが自分の世界に入り込めるかっていう試合だった」と振り返った。

 93年の8・3両国大会では藤波辰爾と組んで天龍、北原光騎組と激突。天龍を「岩石みたいなイメージ」だと表現し、「逆水平チョップは食らったことのない威力」と証言。「天龍さんの得意技であるパワーボムをやったら、逆鱗(げきりん)に触れたのか、一気に本家のパワーボムで勝負を決められた」と回想した。

 天龍はアントニオ猪木、山本小鉄、藤原喜明らと共に恩人の一人だといい、対談で「プロレスは腹一杯になるまでやった方がいい。腹一杯じゃないのに辞めるから、また復帰とかみっともないことするんだよ」と言われ、自身が引退を決める指針となったことを打ち明けた。

 DVDはリージョンフリーで、世界中で見られる仕様になっている。また、ライガーがDVD-BOXを自分で開封する動画が公開された。

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