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村田諒太、米大手トップランク社と契約

2013年6月5日

　米大手トップランク社と契約する村田諒太

　ボクシングの帝拳プロモーションは４日、ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで、プロに転向した村田諒太（２７）＝三迫＝が米プロモーターのボブ・アラム氏が経営するトップランク社と契約すると発表した。１０日にロサンゼルスで記者会見する予定。

　村田が主戦場とするミドル級前後は世界的に層が厚い。世界６階級制覇のマニー・パッキャオ（フィリピン）ら、多くのビッグマッチを開催してきたトップランク社と契約したことで、海外進出への準備は整った。アラム氏は五輪の直後から村田に興味を示していたという。同社はことし１月には北京、ロンドン五輪のライトフライ級で２連覇した鄒市明（中国）と契約し、４月に３０万ドル（約２９７０万円）という破格のファイトマネーで４回戦デビューさせた。

　村田をバックアップする帝拳ジムの本田明彦会長は「お互いにメリットがある。トップランク社にはマッチメークで協力してもらい、向こうにとっても貴重なタレントになる」と期待する。村田は９日に渡米し、６月末まで練習環境が整うラスベガスでトレーニングを積み、８月末から９月上旬に日本で行われる見通しのデビュー戦に備える。