ボクシング2団体王座統一へ、高見亨介が4回KO宣言!「気持ちを折りたい」
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級、WBO同級タイトルマッチ」(17日、両国国技館)
WBA世界ライトフライ級王者の高見亨介(23)=帝拳=が5日、東京・新宿区のジムで練習を公開。WBO同級王者レネ・サンティアゴ(33)=プエルトリコ=との初防衛&王座統一戦で、4回KO勝利を宣言した。
シャドー、ミット打ちで軽快かつ力強い動きを披露した高見。「もうひとつベルトを取りにいける。さらに気合が入る。やりにくい展開であっても、最後は自分が仕留める。相手の気持ちを折りたい」と、軽快かつ力強く意気込んだ。
サンティアゴは今年3月に同ジムの岩田翔吉からベルトを奪取。足を使った的を絞らせない内容だった。高見は岩田、メキシコ選手を相手にスパーリングを重ねており、足を使った相手の特色を研究している。
高見は「足を使って動く相手を、足で対応したい。長いラウンドにいきそうだけど、(KOの)願望は4回。自分ならいい一発を入れられるんじゃないか。自分に期待しています」と言い切った。そして「右でも左でもボディーが入りそう。そこから展開したい」とプランを明かした。
幼なじみで同門の那須川天心は11月24日に世界初挑戦となる井上拓真とのWBC世界バンタム級王座決定戦に判定で敗れた。今試合は岩田のリベンジに加え、天心戦から帝拳ジムを盛り上げる思いも抱く。
天心戦の試合内容に関してネット上でさまざまな意見が寄せられたのを目にした高見。「(天心が)負けてしまいショックだったが、自分がいい方向に持っていければ」誓った上で「自分がしっかりプランB、Cまで見せてアピールしたい」と、意気込んだ。
岩田戦では足を使ったサンティアゴは、好戦的な面も持ち合わせる。高見は「前に来てくれたりもすると思う。自分はどの展開、スタイルで来ても対処できるように練習してきたので、心配は全くない。来てくれたら、むしろありがとうって感じ。プランB、Cを出せる」と不敵に笑った。
岩田戦のようなボクシングなら、サンティアゴに対し「プランAのまま終われる」と高見。ボディーを突破口にした4回KO劇。岩田、天心、帝拳ジムを背負い、若き統一王者になるつもりだ。





