FC東京の現役慶応大・武藤がアギーレ監督の前でアピール弾2発

 「J1、FC東京4‐4浦和」(23日、味スタ)

 日本代表のアギーレ監督が視察する中、FC東京の現役慶大生ルーキー、FW武藤嘉紀(22)が2得点を挙げる活躍を見せた。

 前半の1点目は平山のスルーパスから左サイドを抜け出した。浦和の守備陣を一瞬のスピードで振り切ってから冷静に決めた。3‐3で迎えた後半19分には、ペナルティーエリア付近のゴール正面で槙野と向き合うと、巧みなボールさばきで体半分マークをずらす。一瞬見えたシュートコースを逃さずゴールを決めた。

 アギーレ監督が視察した3日前の天皇杯・松本戦は左足の打撲で欠場した。中2日での再視察は期待の表れといえる。FC東京の下部組織出身で、ユース年代にはサイドバックでもプレーした経験があり守備の強さと決定力を兼ね備えている。守備を重視するアギーレ監督の志向にマッチする素材だ。今季通算7得点目でこれまでのクラブ新人最多得点6点も更新した。

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