どうして?ロバーツ監督、無安打のタッカーを絶賛「良さがすごく出ていた」本拠地ファンは復調を期待して大声援 4年384億円契約の1年目で大不振
「ドジャース5-4パイレーツ」(21日、ロサンゼルス)
ドジャースは延長十回、エドマンの決勝適時打でサヨナラ勝ちし、4連勝を飾った。
先発の山本由伸投手は七回途中4安打9奪三振2失点と好投しながら自己最多13勝目は手にできなかったが、チームに勝機をもたらした。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で3打数1安打1四球、2得点だった。
二回の攻撃。地元ファンからこれまでになかった大きな声援で迎えられたのは、不振にあえぐタッカーだ。
試合前までの打撃成績は打率・232、11本塁打、55打点、OPS・695。昨オフに4年2億4000万ドル(約384億円)、1年平均6000万ドル(約96億円)の超大型契約を結び、鳴り物入りで入団したが、開幕直後から極度の不振。大谷とメジャー屈指の1、2番コンビを形成する構想は崩れ、現在は6、7番を指定席にしている。中でもアウェー試合の打率が・272、OPS・820に対し、本拠地では打率・189、OPS・558の惨状。以前はブーイングでいら立ちを示していた地元ファンが、この日は一転、拍手と歓声で悩める“384億円砲”を力強く後押しした。
試合前にはこれまでのルーティンを変え、屋外フリー打撃を敢行したが、結果は3打数無安打1四球。2点リードの七回2死満塁の絶好機は中飛に倒れ、延長十回1死一、二塁のサヨナラ機は二ゴロに終わり、スタンドからは落胆の声を上がった。
にもかかわらず、ロバーツ監督は試合後の会見で「彼の良さがすごく出ていた」と称賛。「3打数無安打。数字だけ見ればそうかもしれないけれど、今夜の彼は本当に戦っていた。ストライクゾーンをしっかりコントロールしながら、積極性もあったし、意図を持ったスイングができていた。全体的にとてもポジティブだった」と続けた。
ベンチで聞いた地元ファンのタッカーへの声援には「最高だった。本当に良かった。あの声援を聞くのはうれしいし、彼自身も感じていたはずだ。ファンのあるべき姿だ。彼は今、必死に頑張っていることを理解して支えてくれるのは本当にいいことだ」とも話した。
この日の試合で、打線の中軸として大谷と並んでチーム最多打点の中堅パヘスが左手に死球を受けて骨折した。復帰まで4週間以上を要し、チームにとっても大きな痛手となった。果たして、タッカーは救世主となり得るか。ファンの声援に応える日は来るのだろうか。
