チーム救ったキケが劇的ラストプレーを解説「指示よりも前に守っていたんだ」打球も見失っていた 読み大的中、勝負強さ光る
「ワールドシリーズ・第6戦、ブルージェイズ1-3ドジャース」(31日、トロント)
ドジャースが競り勝ち、3勝3敗。逆王手をかけた。
まさかの併殺劇で幕切れとなった。九回、左翼のキケ・ヘルナンデスがヒメネスの浅い左飛に突っ込んでランニングキャッチ。そのまま二塁へ送球し、飛び出していた二塁走者のバーガーをアウトにした。二塁手・ミゲル・ロハスも難しいワンバウンド送球をキャッチ。両ベテランの勝負強さが光るワンプレーだった。
米中継局「FOX Sports」のインタビューに応じたキケは、ラストプレーについて解説。「守備位置の指示よりも少し前めに守っていたんだ。状況を考えてね。セカンドには足の速いランナーがいたから『かなり浅めに守ろう』と思った。もし頭を越されたら、それは彼がうまく打ったってことで仕方ないけど、彼(ヒメネス)の打球はどちらかという引っ張りの傾向が多いと思っていた」と、読みが的中したことを明かした。
打球に対する一歩目のスタートも抜群だったが、「あの大歓声の中でもバットが折れた音が聞こえたんだ」という。ボールが照明に入り見失っていたというが「例え顔に当たっても止まらない、絶対に突っ込む」と前進。「最後の瞬間にボールが照明から抜けて見えるようになって、グラブの中にスッと入ったんだ」と明かした。
送球がワンバウンドになったことに、「投げる時はあまり強く投げないようにしたつもりだったんだけど、全速力で突っ込んでいたし、セカンドにも近かったから、実際にはかなり強い送球になってしまった。あれは僕のプレーよりも、受けたミギー(ロハス)が素晴らしかった」と、チームメートをたたえた。
ロバーツ監督も「キケは本当に素晴らしい出足だった。彼は僕が見てきた中でも最も見るのが楽しい選手の一人であり、最も頭のいい選手の一人」と絶賛。経験とセンスが凝縮された好プレーだった。





