大谷翔平、絶叫WS1試合2本塁打 七回に3号同点ソロ 衝撃の4打席連続長打3打点 止まらん4戦6発 松井超え日本選手最多PS通算11本塁打
「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャース-ブルージェイズ」(27日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、1点を追う七回の打席でこの日2本塁打目となるシリーズ3号同点ソロを放った。勝利への執念を見せた一打。本拠地の興奮が渦巻くフィールドを絶叫しながら駆けた。今ポストシーズン(PS)は両リーグ最多の8本。昨年の3本と合わせて11本とし、松井秀喜を抜いて日本選手最多記録を更新した。
大谷が止まらない。サイ・ヤング賞3回、通算221勝&3489奪三振の41歳右腕シャーザーに対し、初回の打席で右翼線二塁打を放つと、続く三回の打席ではカウント1-2から見逃せばボールの内角高め153キロ直球を豪快に右翼席へたたき込んだ。一塁へ走りながら力強くバットをフリップさせるパフォーマンスで喜びを爆発させた。
試合はドジャースの先発グラスノーが2点リードの四回に四球に失策が絡んでピンチを背負うと、6番カークに逆転3ランを浴びる。さらに犠飛で追加点を奪われ、一転、2点を追う展開となった。
しかし、ここで大谷が立ち上がる。五回1死一塁の場面で代わったばかりの左腕フラハティから左中間へ適時二塁打。1点差に詰め寄ると、二塁上で味方ベンチに向かって絶叫して仲間たちを鼓舞した。続くフリーマンの右翼線適時二塁打で一気に同点のホームを踏んだ。
1点を勝ち越された直後の七回の打席では豪快アーチで勝利への執念を見せる。レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦の2本塁打、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦の3本塁打に続く、今PS3度目のマルチ本塁打を記録。衝撃の4打席連続長打で打席のたびに受けた地元ファンのMVPコールにしっかりこたえた。





