敗戦の将、大谷翔平に最大級の絶賛「PS史上最高の個人パフォーマンス。異論はないだろう」 二刀流で3本塁打&10奪三振 自軍選手の健闘称える「誇りに思う」
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース5-1ブルワーズ」(17日、ロサンゼルス)
ドジャースが4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。「1番・投手」で投打同時出場した大谷翔平投手が打っては先頭打者アーチ、143メートルの衝撃弾を含む1試合3発。投手としては右肘手術後最長となる七回途中、同最多100球を投げて無失点、2桁10奪三振の快投と歴史的な二刀流のワンマンショーでチームをけん引した。佐々木朗希投手が初の連投で4点リードの九回を無失点で締めた。
完敗だった。レギュラーシーズン6戦全勝のアドバンテージを生かすことができないまま、スイープされたブルワーズのマーフィー監督は「私たちは本当に本当に才能あるチームと対戦し、素晴らしいプレーを見せました」とドジャースの選手たちを称えた後、投打で活躍した大谷について言及。「ポストシーズン史上、屈指の、もしかしたら史上最高の個人パフォーマンスに立ち会ったと思う。そこに誰も異論はないでしょう。10奪三振と3本塁打。象徴的な試合でした」と最上級の賛辞を送った。
シリーズ中は話題になったのは両球団の総年俸の格差。約3倍の違いを一部の米メディアは「一般庶民対ハリウッドスター軍団」と表現した。敗戦の将は「自分たちのチームを誇りに思っていますし、選手たちに心から敬意を表したい」と若い選手たちに言葉を贈り、「相手は才能だけでなく、素晴らしいプレーをしていた」と勝者を称える言葉で締めた。
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