大谷翔平「できすぎだった」試合後の会見で明かした歴史的偉業の本音 会見では咳込むシーンも 最終決戦へ「休みを挟めるのはいいこと」
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース5-1ブルワーズ」(17日、ロサンゼルス)
ドジャースが4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。「1番・投手」で投打同時出場した大谷翔平投手が打っては先頭打者アーチ、143メートルの衝撃弾を含む1試合3発。投げては右肘手術後最長となる七回途中無失点、2桁10奪三振の快投と歴史的な二刀流のワンマンショーに「できすぎだった」と語った。
試合後の会見では「きょうは登板なので先発投手の役割はこなしたい。オフェンスも集中してはいましたけど」と明かした大谷。「僕が打てない時にカバーしてくれる試合が多かった。打てない人が出るときに、打線が苦しい時にカバーのし合いが大事。僕の役割の中で発揮されていたのかなと」と明かした。
その上で米メディアから「登板日は打てないとなっていたが、きょうは内容的にどういう調整を?」という質問に「う~ん。ここ数日、いい感覚で打てていた。投げた試合のサンプルが少ないので、数字の偏りが出やすい。それが悪い方向に出ていたのかなという印象は受けているかなと」と語った大谷。第3戦の前日に屋外のフリー打撃を行ったことには「試したいことがあったので。フィールドで打って正しいのか確認したかった」と言う。
打者としても高みを極めてもさらに追い求める高いレベル。「すごい感覚がいいというのはシーズン中はなかった。そのままポストシーズンに入って。確かにおしい当たりはありましたけど、良い時は必ずしもいいアプローチがヒットになるわけじゃない。崩された当たりがヒットになったり」と自己分析する。「自分に驚くことはあるか?」という問いに「まだ振り返りができていないので。3本打ちましたけど、マウンドでのパフォーマンスを重視して入っている。いいとこ、悪いところを探す。全体的にはできすぎだったのかなと」と明かした。
2年連続のワールドシリーズへ「休みを挟めるのはいいこと。みんな疲労がたまっている。実戦の感覚をどう養っていくか、難しいのかなと思います」と力を込めた。マリナーズとブルージェイズの勝者とぶつかる最終決戦。会見ではせき込むシーンもあり、体調を万全に戻して最高峰の舞台に上がる。




