「彼(大谷)は過少評価されている」ドジャース編成トップ、投手・大谷翔平の周囲の評価に反論「人間の脳では彼のレベルの高さを理解できない」

「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ-ドジャース」(4日、フィラデルフィア)

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が試合前に記者会見を行い、この日、ポストシーズン二刀流デビューを果たす投手・大谷翔平について「過小評価されている」と持論を展開し、同投手の偉大さを力説した。

 ドジャースは23年オフに大谷と当時プロスポーツ史上最大となる10年7億ドル(約1040億円)の超大型契約で合意。フリードマン編成本部長は、投打二刀流で3年連続4度目のMVP獲得が有力視されている大谷の投手としての評価について「何度も言っていますが、、彼は過小評価されていると思う」と持論を切り出し、「人間の脳では、彼がやっていることの難しさやレベルの高さを完全には理解できないんじゃないかと。彼は打撃にも投球にも強い情熱を持っている。普通ならどちらかに集中するものですが、彼にはその両方がある」と力説した。

 昨季は23年9月に受けた2度目の右肘手術のリハビリのため、打者に専念。その過酷な復帰までのプロセスを目の当たりにしてきた同編成本部長は「彼はすべてにおいて偉大でありたいという強い思いを持っている。リハビリの過程でも、毎日集中して取り組み、ただ投げられるようになるだけでなく、良い投球をすることを目指してきた」と話した。

 メジャー8年目の今季は打者で2年連続50本塁打超となる55本塁打を記録し、昨季打ち立てた自己&球団最多を更新。投手としては23年9月に受けた2度目の右肘手術を克服して6月に復帰し、投球回数を制限しながら14登板、1勝1敗、防御率防御率2・87、62奪三振をマークした。球団編成部の責任者は「もう驚くことはないと思っていても、やっぱり彼には驚かされる。唯一無二の存在だ」と言った。

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