山本由伸 7回1失点好投も白星つかず 3試合連続2桁奪三振 メジャー2年目初の規定投球回数達成
「ジャイアンツ5-1ドジャース」(12日、サンフランシスコ)
ドジャースの山本由伸投手(27)は、サンフランシスコでのジャイアンツ戦に先発。7回を投げて1安打1失点と好投したが、勝敗は付かなかった。大谷は無安打に終わり、チームは延長十回1-5でサヨナラ負け。連勝が4で止まった。
山本が、またも圧巻の投球を披露した。一回1死一塁から適時二塁打を浴びたが、以降は完璧に抑えて7回を1安打1失点。延長十回サヨナラ負けで報われなかったものの、九回2死まで無安打無得点だった前回登板に続く快投に「調子がすごく良かった。いいコースを狙って投げていくことができた」と手応えを口にした。
試合を通し、直球が走った。四回に粘る3番アダメズの内角にずばっと決めて見逃し三振に仕留めると、六回は強打者ディバースを真ん中やや高めの約156キロで空振り三振に封じた。3試合連続で10奪三振。「変化球もいいところに決まっていた。そのバランスが結果につながったと思う」と落ち着いた表情で語った。
援護に恵まれず勝ち星こそ逃したが、メジャー移籍2年目で初めてシーズン規定投球回数に達した。「投げ続けることがいいし、その中で今は調子良く来ている。残り2登板くらい。最後まで気を引き締めて10月に入りたい」と自らを奮い立たせた。





