「ジャイアンツ－ドジャース」（１２日、サンフランシスコ）

　両チームがラインアップを発表。大谷翔平投手が「１番・指名打者」で出場し、山本由伸投手が先発のマウンドに立つ。右手痛を再発させた捕手ウィル・スミスが２試合連続でスタメンを外れた。前戦は相手先発が左腕だったため、控えに回ったマックス・マンシー内野手とマイケル・コンフォート外野手がスタメンに復帰した。

　大谷はここまで１４３試合に出場し、打率・２８０、４８本塁打、９２打点、ナ・リーグ最高のＯＰＳ（出塁率＋長打率）１・０００、両リーグ最多の１３１得点をマーク。本塁打王争いではシュワバー（フィリーズ）を２本差で追っている。

　山本はチームでただ一人、開幕からローテーションを守り、２７登板、１１勝８敗、ナ・リーグ５位の防御率２・７２。前回６日のオリオールズ戦は九回２死までノーヒットノーランの快投を見せ、ソロ被弾後に降板した。１２勝目まであと１死だったが、救援陣が崩れてチームはサヨナラ負けを喫した。

　同地区のライバル、ジャイアンツは首位ドジャースと８ゲーム差の３位。地区優勝は厳しい状況だが、ワイルドカード争いは圏内３位のメッツに１・５ゲーム差に迫っており、残されたドジャースとの直接対決７試合がプレーオフ進出に向けて大きなカギを握る。

　ジャイアンツの先発バーランダーはサイ・ヤング賞３回、現役最多２６５勝＆３５３６奪三振などの記録を持つレジェンド右腕。メジャー２１年目の今季はここまで２５登板、３勝１０敗、防御率４・０９。昨季は５勝６敗、防御率５・４８を記録するなど、衰えを隠せない。大谷とは２３年８月１１日以来、２年ぶりの顔合わせ。通算対戦成績は打率・２１７（２３打数５安打）、２本塁打、３打点、ＯＰＳ・７８３。

　▽ジャイアンツのラインアップ

１番・左翼　ラモス　　　　打率・２６５　１７本塁打　６１打点　ＯＰＳ・７３９

２番・ＤＨ　デバース　　　打率・２６０　３１本塁打　１０２打点　ＯＰＳ・８６４

３番・遊撃　アダメス　　　打率・２２９　２８本塁打　８１打点　ＯＰＳ・７４７

４番・一塁　スミス　　　　打率・２８６　５本塁打　３３打点　ＯＰＳ・７５４

５番・三塁　チャプマン　　打率・２４３　２１本塁打　５６打点　ＯＰＳ・８１０

６番・中堅　李政厚　　　　打率・２６９　８本塁打　５２打点　１０盗塁　ＯＰＳ・７４６

７番・二塁　シュミット　　打率・２４４　１０本塁打　３５打点　ＯＰＳ・７１８

８番・捕手　ベイリー　　　打率・２１９　５本塁打　４６打点　ＯＰＳ・５９４

９番・右翼　ギルバート　　打率・２３１　３本塁打　１２打点　ＯＰＳ・７２３

　　　投手　バーランダー　　３勝１０敗　防御率４・０９

　▽ドジャースのラインアップ

１番・ＤＨ　大谷　　　　　　　打率・２８０　４８本塁打　９２打点　１８盗塁　ＯＰＳ１・０００

２番・遊撃　ベッツ　　　　　　打率・２６０　１８本塁打　７４打点　ＯＰＳ・７３７

３番・一塁　フリーマン　　　　打率・２９２　２０本塁打　７９打点　ＯＰＳ・８５９

４番・三塁　マンシー　　　　　打率・２５２　１７本塁打　６４打点　ＯＰＳ・８６２

５番・右翼　Ｔ・ヘルナンデス　打率・２４３　２４本塁打　８１打点　ＯＰＳ・７３６

６番・左翼　コンフォート　　　打率・１９２　１０本塁打　２９打点　ＯＰＳ・６２２

７番・中堅　パヘス　　　　　　打率・２７３　２４本塁打　８０打点　ＯＰＳ・７７３

８番・二塁　エドマン　　　　　打率・２２８　１２本塁打　４４打点　ＯＰＳ・６７７

９番・捕手　ロートベット　　　打率・３０８　０本塁打　０打点　ＯＰＳ・７０８（移籍後）

　　　投手　山本　　　　　　　１１勝８敗　防御率２・７２